大切な家族の一員であるペットを安心・信頼・サポートできる「アニマルチェッカー」で健康のうちからの、健康検診。



飼い主の健康は大切です

 「アニマルヘルス研究所」では、その名の通りペット(動物)の健康を中心に情報の発信をしていますが、『ペットたちの健康を管理してあげるのは飼い主の役目』とお話させて頂いた通り、飼い主さんがペットたちの健康状態を日頃からよく観察してあげなくてはなりません。
 また、最近では家族でペットと暮らすことはもちろんのこと、一人暮らしの方でもペットと暮らしている方が多くなってきています。もしも、飼い主が寝込んでしまったら?ペットたちは、自力でえさを食べることができませんし、散歩だってひとりでは行けません。ましては、おしっこやうんちでさえ、汚いままでは可愛そうです。
 だからこそ、ペットの健康管理はもとより、自分(飼い主)の健康管理もしなくてはいけないのです。現在、人間のお医者さんたちも「予防医学・未病学・早期発見」を重要視しています。
 アニマルヘルス研究所では、『NPO法人 日本ライフフィッター協会』との提携により「毛髪によるミネラルバランスチェック」を実施しています。このチェック検査は、人間の毛髪を少し採取する事で、人間に必要な必須ミネラルと有害なミネラルの体内に含まれる数値を分析(東邦大学 理学部 環境分析センター協力)し、参考範囲(基準値)から、どの位欠乏しているか?過剰摂取をしているかを数値で調べる事ができます。
現在、「デトックス」という言葉が多く広まっていますが、ただ単に「デトックス」を実行しても意味はありません。食事や運動も考えてその人、その人に合わせた「デトックス」を行なう必要があるのではないでしょうか?
そのためにも、まずは「毛髪によるミネラルバランスチェック」で、自分のミネラルバランスをチェックしてみてはいかがでしょうか?

 今後も、アニマルヘルス研究所では「人と動物の共生社会の実現」のために、飼い主とペットたちの健康を応援いたします。

ミネラルとは?

 まずは、ミネラルについて考えてみましょう。

ミネラルとは?

 生物体に含まれる有機成分以外の成分をミネラルと呼んでいます。無機質とも呼ばれます。 一般的には水素、酸素、炭素、窒素を除いた後の元素をミネラルと呼びます。人体およびその他の生物が必要とする五大栄養素である、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの一つです。
 また、食物を550℃で燃焼させた残留物中の成分を灰分(はいぶん)と呼んでいますが、その大部分はミネラルです。ミネラルは生物体内でつくることができないため、食物あるいはその他の形態で摂取しなければ、生命を維持することができません。
人体には40種類以上のミネラルが含まれていますが、その全てが人体にとって必要不可欠なものかどうかは明らかでありません。世界各国で、摂取すべきミネラルとしてその量が示されているものは15種類です。それらは、カルシウム、鉄、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、リン、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、クロム、塩素、フッ素です。
それぞれの国の食生活習慣の違いにより、摂取量に配慮すべきとされるミネラルの種類と量が異なりますが、わが国においては、カルシウムおよび鉄の摂取量が決められています。また、ナトリウムおよびリンについては摂取量の上限が決められています。マグネシウムおよびカリウムについては目標摂取量が示されています。※バランスチェックでは、独自の参考範囲をもとに算出しています。

 現代の食生活は豊富な食品類に囲まれているにもかかわらず、精白・精製食素材およびそれらを用いた加工食品を摂取する機会が多いため、精白・精製の過程で失なわれてしまいやすいミネラル類の不足あるいは加工過程で加えられるミネラル類の過剰摂取になりやすい食環境にあるといえます(表1参照)。
 人体はミネラル類の過剰摂取あるいは不足状態をまったく自覚できません。それゆえ、ミネラル類の摂取に配慮した食生活が必要です。一般的な注意としては、精白・精製している食品ばかりを食べないこと。六つの基礎食品の全てを毎食食べることなどです。

 

表1、精白・精製および加工によるミネラルの増減例(可食部100g中に含まれる量)

ミネラル/
食品名

ナトリウム
(mg)

カリウム
(mg)

リン
(mg)

マグネシウム
(mg)

玄米

2

250

300

110

精白米

2

110

140

33

玄小麦(国産)

2

460

350

80

薄力粉(1等)

2

120

70

12

食パン

520

95

70

20

乾うどん

1,200

110

80

19

とうもろこし

3

290

290

75

コーンフレーク

830

95

45

14

日本食品標準成分表,同フォローアップ成分表より作成

 

カロリーはオーバーしがちなのに、なぜか不足してしまうミネラル。
もしかしたら、ミネラル不足は深刻な現代病かもしれません。

ミネラル不足の原因って?

 一般的に、ペットボトルのミネラルウォーターは外国産の方がミネラル分が多いということはご存知でしょうか?そもそも私たちが住む日本の土壌は、欧米に比べるとミネラル分がかなり少ないのです。ですから当然、日本の土地で育つ水や野菜など食べ物のミネラルも欧米に比べると少なめなのです。さらに近年では、度重なる化学肥料や農薬の使用によって土のミネラルバランスが崩れています。このため、食べ物自体に含まれているミネラル量も昔に比べて減少しているといわれています。日本の土地は、ミネラルが不足しやすい環境なのです。

 

ミネラルは忘れ去られた栄養素なのです。

 現代人のミネラル不足の原因として、見逃せないのが食生活の変化。現代人の食事は昔に比べてミネラルが少なめです。例えば米、小麦、砂糖…。一般的にどんな食品でも、精製が進むほどミネラルは失われていく。より食べやすく、おいしいもの、と食品が精製されています。その一方では、含まれるミネラル量は減少してしまっているのが現状です。

 

ミネラルを補給しにくい現代の食事。

 インスタントやレトルトなど、加工食品の存在も見逃せません。例えば、多くの清涼飲料水や加工食品には、添加物として「リン酸塩」が加えられています。リンもミネラルですが、むしろ過剰摂取が問題になっている栄養素です。多く摂り過ぎるとカルシウムの吸収を妨げてしまう原因になったりします。そのため、カルシウムとリンは1:1の割合で摂るのが理想です。

 しかし、現代の食事はリンの摂取量が多く、カルシウムの摂取量が追いついていきません。手軽で便利な加工食品は現代の食事には欠かせないものとなっているから、加工食品が多い食事のときには、手軽なサプリメントなどでカルシウム補給を心がけたいものです。

 

「ミネラル」とカラダの深い関係。

 たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び、5大栄養素のひとつである「ミネラル(無機質)」。そもそも、あなたはミネラルとは何か知っているだろうか?ミネラルとは、実は私たちの体の一部なのだ。人の体を元素にまで分解してみると、炭素(C)・水素(H)・酸素(O)・窒素(N)の4つで全体の約96%ができている。「ミネラル」とは、この残りの4%にあたる元素の総称。つまりミネラルはカラダの重要な構成成分だ。

 この他、ミネラルは体液量や酸・アルカリ度の調整、筋肉や神経のはたらきの調節にも欠かせません。さらにビタミンと同様に、炭水化物やたんぱく質、脂質などの代謝にも深く関わっています。
私たちにとって、ミネラルの必要量はごく微量。しかし生命維持には不可欠の栄養素なのです。

 先ほども、ご説明した通り、「ミネラル」は、残念なことに人間の体内で作り出すことができないため、食べ物から補うしかありません。そして、摂取量が不足すると欠乏症が起き、さまざまな病気のもとになってしまうのです。カルシウム不足による「骨粗しょう症(こつそしょうしょう)」や、鉄分不足による「貧血」は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 また、ミネラルのなかでも、とくに不足しやすいのが『カルシウム』。なんと日本人は、摂取量が目標値を上回ったことが過去約30年間一度もないという「慢性カルシウム不足」。さらに、これに加えて最近の調査では、鉄、銅、亜鉛、マグネシウムさえも不足していると言われています。豊かな食生活を送っているようでも、今や日本人は「深刻なミネラル不足」なのです。

その種類と働きと欠乏症

 ミネラル(無機質)は 私たちの体内に 構成する成分として 4%くらい存在します。 

体内では・・・ 
・  骨や歯の成分として 
・  血液や体液の浸透圧・酸アルカリ平衡・水分平衡の保持  
・  血液やホルモン・酵素を構成する成分として 
・  血液の凝固・酵素反応と関係する
・  神経や筋肉が機能するため 
などの働きをしています。
ミネラルには 
カルシウム(Ca)・リン(P)・マグネシウム(Mg)・ナトリウム(Na)・カリウム(K)・塩素(Cl)・(Fe)・(Cu)・亜鉛(Zn)・セレン(Se)・マンガン(Mn)・ヨウ素(I)・コバルト(Co)・イオウ(S)・モリブデン(Mo)・クロム(Cr)などがあります。

カルシウム(Ca)

 カルシウムは 体内に成人で1kgくらい存在し 99%は リン酸カルシウム・炭酸カルシウムの形で骨や歯の成分として存在します。残りは血液をはじめとする体液・筋肉・神経などの組織に存在しています。
カルシウムが不足すると 骨や歯がもろくなってしまうことはもちろん 血管を老化させ 動脈硬化や心臓病 脳卒中などの病気のひきがねにもなります。 血液中には一定のカルシウム量が必要で 心臓や脳の働き筋肉の収縮 ホルモンの分泌 血液凝固など 生命維持にかかせない働きをしています。 血液中のカルシウムが減ると 骨からのカルシウムがそれを補うために溶けだし 骨内のカルシウム量が減少します。 カルシウムは乳製品・小魚・海藻などに多く含まれています。 
吸収は年齢や体質によってもちがいますが 食品によっても違いがあり 牛乳では50% 小魚では約30% 緑黄野菜や海藻では約20%となります。
カルシウムは リンの摂取量との関係が深く Ca:Pの比が1:2〜2:1の間で吸収が良く その範囲を超えてPの摂取が多いと吸収が悪くなります。(加工品などからPを摂りすぎないように!)
それ以外にも カルシウムは 腎臓で作られる活性型ビタミンDで吸収が促進されます(食品中からのビタミンD摂取や 紫外線に当たると作られる)
また、骨に体重がかかることで カルシウムの吸収は促進されるので 適度な運動はカルシウムの吸収に役立ちます。 女性ホルモンとも関係があり 閉経後は骨からカルシウムを溶けることを妨げていたホルモンが減少し 骨からの流出が進みます。 蛋白質の摂取量や(蛋白質が適度だと促進し 過剰すぎると排泄量が増える)食塩の摂りすぎ(低下)によることでも吸収率は変わってきます。
また夜間は、血液中のカルシウムレベルが低下することから カルシウムの吸収がよくなると言われています。
 日本人のカルシウム摂取量は 増えてはきましたが 欧米諸国と比べると低く 必要量を満たすには努力が必要な状態です。 カルシウムは 毎日十分に摂ることを心掛けたい 大切なミネラルのひとつです。

 

推奨量

18〜29歳男性−650mg 18〜29歳女性−600mg

上限量

18歳以上−2300mg

多く含まれる食品

牛乳・乳製品・小魚・干しエビ・海藻類・
ゴマ・切り干し大根

欠乏症

骨粗鬆症・歯がもろくなる・成長障害・神経過敏

過剰症

食事からはない 体内では高カルシウム血症(ビタミンDの過剰からくる)

リン(P)

 成人の体内に約0.5〜0.8kg含まれます。 90%は リン酸カルシウム・リン酸マグネシウムの形で 骨や歯の主成分となります。
 また、それ以外に 血液中ではリン酸塩として 血液の酸やアルカリを中和する働きをします。
リンはリン酸・核酸の成分でもあります。 ビタミンB1・B2と結合して補酵素となる働きもあります。
また 糖質代謝を円滑にします。 ATPなどの高エネルギーリン酸化合物を作り エネルギーを貯えます。 リンは 肉・魚・卵など 日常の食品中に十分含まれており 通常の食事をしていて不足したり欠乏症になる心配はありません。 ただし ビタミンDが不足すると利用率が低下します。 また リンの摂取量が多すぎると カルシウムの吸収が悪くなるので インスタント食品や加工食品の摂りすぎには注意が必要です。

 

目安量

18〜29歳男性−1050mg 18〜29歳女性−900mg

上限量

18歳以上−3500mg

多く含まれる食品

牛乳・乳製品・卵黄・肉・魚

欠乏症

歯がもろくなる・骨粗鬆症

過剰症

副甲状腺機能亢進(2g以上)軟組織のカルシウム沈着

マグネシウム(Mg)

 体内に 約30gくらい存在し その70%はリン酸マグネシウムとしてカルシウムと共に 骨や歯に存在します。 それ以外は、筋肉・脳・神経に存在し 筋肉にはカルシウムの3〜5倍含まれています。
マグシウムは細胞内に存在し 不足すると骨組織から放出されます。 マグネシウムは骨から放出されるとき マグネシウムの5倍のカルシウムも一緒に放出されるため 余分なカルシウムが細胞内に進入して 筋肉を萎縮させます。
 つまり、骨粗鬆症の予防には カルシウムと一緒にマグネシウムを十分に摂取することが 大切だということです。 また、慢性的な摂取不足は 虚血性心疾患を引きおこすことや マグネシウム投与によって 高血圧・動脈硬化・糖尿病などの症状が改善されることが解り このような病気の予防のためにも 必要なミネラルだとされるようになってきています。
マグネシウムは ふだんから 食事をきちんと摂っていると 不足する心配はありませんが 最近は マグネシウムが含まれる”穀物や豆類・海藻”などの摂取量が減り 現代人には不足しがちなミネラルです。 マグネシウムの吸収率には個人差があり ストレス・過食・リンの摂取不足などによって 尿中排泄量が増加します。
 マグネシウムは過剰に摂っても腎臓から排泄されるミネラルです。

 

推奨量

18〜29歳男性−340mg 18〜29歳女性−230mg

多く含まれる食品

魚肉類・バナナ・ほうれん草・ごま・大豆・ワカメ・昆布

欠乏症状

心悸亢進・神経興奮

過剰症

腎臓障害のある人は注意が必要

ナトリウム(Na)

 体内に、約100g位が含まれています。塩化ナトリウム・重炭酸ナトリウム・リン酸ナトリウムとして体液中に存在します。 細胞の外液の 浸透圧を一定に保つために調整する働きをします。 また、体液のアルカリ性に保ったり 筋肉・神経の興奮を弱める働きもします。
 日本人は、食塩の摂取が多く高血圧・動脈硬化の原因となることから、ナトリウムはむしろ控えるようにしなければなりません。カリウムを多く摂ると、ナトリウムの排泄が増し過剰による害を防ぐことができます。普通の状態で欠乏することはありませんがひどい下痢や嘔吐・発汗のあとでは不足することもあります。

 

目標量

18歳以上 男性食塩として10g未満 女性食塩として8g未満

多く含まれる食品

食塩・醤油・味噌・塩から・佃煮・ハム・ソーセージ・蒲鉾・インスタントラーメン

欠乏症

食欲減退・精神不安

過剰症

慢性的には高血圧・胃潰瘍・動脈硬化などを招く

カリウム(K)

 体内に、約200g位が含まれています。 血球・細胞の内液に多く含まれます。 ナトリウムと共に、細胞内の浸透圧の保持 酸アルカリ平衡の保持に重要な働きをしています。ナトリウムを排泄する働きがあり カリウムを摂ることで 高血圧などの予防に役立ちます。 水分の摂りすぎによって 排尿が増えたときなど カリウムも一緒に排泄されてしまうので 十分に摂ることが必要です。
カリウムは 生の野菜や果物・芋・豆類・海藻などに多く含まれますが 水に溶け出てしまうので 茹でる・煮るなどの調理によって かなり失われてしまいます。

 

目安量

18〜29歳男性−2000mg 18〜29歳女性−1600mg

多く含まれる食品

バナナ・スイカ・リンゴ・柿・栗・セロリ・ジャガイモ・薩摩芋・小豆・牛乳・昆布・ワカメ・鮎

欠乏症

筋力低下・腸壁緊張

過剰症

腎臓の機能障害者には高カリウム血症

鉄(Fe)

 鉄は、血液との関係が深く鉄不足による貧血はよく知られています。 成人体内に約3〜4g含まれ、赤血球のヘモグロビンや筋肉のミオグロビン、肝臓のフィリチンに含まれます。 細胞内で、酸化に働くチトロームなどの酵素の成分にもなっています。 食品から摂取された鉄は、小腸から2価の鉄イオンとして吸収され血液中に送り出され利用されます。
 一日に必要な12gを摂るためには 日頃からの努力が必要で 鉄を含む食品を心掛けて摂るようにしたいものです。 レバーやカキなどの動物性食品に含まれる鉄は、摂取量の15〜20%が体内に吸収されますが 海藻や野菜などの植物性食品に含まれる鉄は2〜3%しか吸収されません。
鉄は ビタミンCと一緒に摂ると 吸収がよくなりますので 植物性食品は鉄の吸収をよくするためには ビタミンCや蛋白質と一緒に摂ることが吸収率アップに繋がります。

 

推奨量

18〜29歳男性−7.5mg 18〜29歳女性−月経なし6.5mg 月経あり10.5mg

上限量

18〜29歳男性 50mg 18〜29歳女性40mg

多く含まれる食品

レバー・肉・卵・マグロの赤身・プルーン・レーズン・葉菜類・ゴマ・焼きのり

欠乏症

鉄欠乏性貧血

銅(Cu)

 体内に、約75〜150mg含まれています。 体内に広く各種の臓器に分布して存在し 酵素の成分にもなっています。 銅は、腸管からの鉄の吸収を助け骨髄でのヘモグロビン生成のとき鉄の利用をよくする働きをしています。 
 貧血の予防や治療に 鉄とともに必要です。 

 

推奨量

18〜29歳男性−0.8mg 18〜29歳女性−0.7mg

上限量

18歳以上−10mg

多く含まれる食品

レバー・ココア・チョコレート・カキ・蟹・エビ・ゴマ・大豆

欠乏症

貧血・骨折や変形

過剰症

食品からはない 銅製食器や鍋に酸性食品を保存すると中毒を起こす

亜鉛(Zn)

 体内に約2g含まれています。 亜鉛は広く細胞全体に存在し 働きは DNAや蛋白質の合成に関与しています。 血漿中の亜鉛は ほとんどアルブミンなどの蛋白質と結合していて 免疫機能に関係します。 また、糖代謝にも必要で インシュリンの合成や作用発現に必須のミネラルです。 
 亜鉛の所要量は 鉄と同じくらいとされていますが 尿や汗の中に排泄される量は 鉄の十倍も多く ダイエットや運動によって不足しがちになります。 また加齢によっても、尿中の排泄量が増えます。亜鉛は、DNAや蛋白質合成に関係している細胞分裂に必要なため 不足すると免疫機能が低下します。
 亜鉛は植物性蛋白質と一緒に摂ると 吸収が促進されます。

 

推奨量

18〜29歳男性−9mg 18〜29歳女性−7mg

上限量

18歳以上−30mg

多く含まれる食品

カキ・レバー・ウナギ・カシューナッツ・たらこ・ホタテ・アーモンド・高野豆腐・さんま・ささみ肉

欠乏症

子供では 成長障害・鉄欠乏性貧血 
大人では 皮膚炎・脱毛症・味覚障害

過剰症

通常はない 2g以上とると急性中毒をおこす

セレン(Se)

 セレンは抗酸化作用がありビタミンEと一緒に働くとこの作用がより効果を発揮します。 また、癌の抑制作用効果を持ちます。 体の細胞の膜などには不飽和脂肪酸がふくまれますが、不飽和脂肪酸は酸化されやすいため酸化によって体に有害な過酸化脂質を作ってしまいます。
 この過酸化脂質は老化を早めたり、癌や動脈硬化の原因となるのですが このときセレンとビタミンEがあれば これを抑制してくれます。
 また、体内では水銀・カドミウムなどの公害物質と結びつき働きを軽減するなど体に有害な物質から体を守ります。 ビタミンQの生成にも関与します。
 日本人の通常の食事には 一日に約100μgほどの摂取があり不足の心配はありませんが、反面 セレンは摂りすぎると毒性が現れ中毒を起こす心配のある成分です。

 

推奨量

18〜29歳男性−30μg 18〜29歳女性−25μg

上限量

18〜29歳男性−450μg 18〜29歳女性−350μg

多く含まれる食品

わかさぎ・いわし・かれい・ホタテ・牛乳・リンゴ酢・ネギ・ビール・カキ・たら・牛肉・玄米

マンガン(Mn)

 体内に、約200mg含まれています。骨にはたくさんのミネラルが含まれておりカルシウム・リンはよく知られますがマンガンも骨の石灰化に必要なミネラルです。 また関節を丈夫にする結合組織の補酵素としての働きもあり成長期には発育を促進するために不可欠です。 糖質・脂質・蛋白質の代謝に働く酵素の成分でもあり エネルギー作りや蛋白質の体内合成に関係しています。
 マンガンは全体として、細胞の活力を高める働きをしており不足すると骨などの発育不全・傷の治りが遅い・インスリンや甲状腺ホルモンの合成不良・エネルギー不足による不活発などがおこります。

 

目安量

18〜29歳男性−4.0mg 18〜29歳女性−3.5mg

上限量

18歳以上−11mg

多く含まれる食品

玄米・大豆・アーモンド・抹茶・カキ・カシューナッツ・干ひじき・納豆・小豆・さつまいも

欠乏症

通常の食事での欠乏はほとんどない

過剰症

大量に体内に入るとあるが通常はない

ヨウ素(I)

 体内には、約20〜30mgくらい存在します。甲状腺ホルモンの成分としてや 発育を促進・エネルギー産生を高めるなどの働きをしています。 体内にあるヨウ素の約半分は 甲状腺に存在し甲状腺ホルモンのチロキシントリヨードチロニンを作る材料になります。 これらのホルモンは、交感神経を刺激して 蛋白質や脂質・糖質の代謝を促進します。 不足すると、体がだるい・鈍いなどの症状が現れたり子供では発育が遅くなったりします。 海に囲まれた日本では 海草類を摂っていれば不足の心配はほとんどありません。

 

推奨量

18〜29歳男性−150μg 18〜29歳女性−150μg

上限量

18歳以上−3000μg

多く含まれる食品

昆布(だし汁も含む)・ワカメ・イワシ・サバ・海苔・かつを・ぶり・寒天

欠乏症

甲状腺腫・甲状腺機能低下症

過剰症

甲状腺腫・甲状腺ホルモンの生成低下症(2mg/日)

コバルト(Co)

 体内に 約1.5mg含まれます。 コバルトは、ビタミンB12を作る材料としての働きが中心となっています。 体内に存在するコバルトの15%は ビタミンB12を構成する成分として存在し 悪性貧血の予防 神経の働きの正常化 バイオリズムの正常化などに働いています。

 

多く含まれる食品

レバー・肉類・魚介類・乳製品・納豆・もやし

イオウ(S)

 イオウは含硫アミノ酸に含まれ 体内でも蛋白質やアミノ酸と結合して存在します。 健康な毛髪や皮膚・爪を作るために重要な成分です。軟骨・骨・腱を作る成分にも含まれています。 また、ビタミンB1パントテン酸と結合して補酵素となり 糖質や脂質の代謝に働いています。
 これ以外にも 有害なミネラルが体内に蓄積されるのを防いでくれたりもします(解毒)。

 

多く含まれる食品

魚介類・肉類・卵・牛乳

欠乏症

皮膚炎・しみ 爪がもろくなる 髪が抜ける

過剰症

ない

モリブデン(Mo)

 肝臓や腎臓の中の いくつかの酵素を助ける働きをしています。また、糖質や脂質の代謝を助けたり の利用を高めて貧血の予防をします。 そのため 鉄欠乏貧血の人には必要といえるミネラルです。 また尿酸の代謝にもかかわっています。

 

推奨量

18〜29歳男性 25μg 18〜29歳女性 20μg

上限量

18〜29歳男性 300μg 18〜29歳女性 240μg

多く含まれる食品

牛乳・乳製品・納豆・豆類・穀物・レバー

欠乏症

貧血・疲労

過剰症

心配はないが 5〜10mg/日とると毒性と考えられる

クロム(Cr)

 体内では、クロムの中でも3価クロムが重要な働きをしています。 3価クロムは 糖質や脂質の代謝を良くする働きがあり 糖尿病や動脈硬化との関わりで注目されています。
 これは、クロムが 腸内細菌からGFTというクロム化合物に合成され インスリンの作用をよくすることから 糖尿病を予防し 血中のコレステロールを正常範囲に保ち 動脈硬化や高血圧を予防すると考えられているためです。

 

推奨量

18〜29歳男性 40μg 18〜29歳女性 30μg

多く含まれる食品

野菜・穀類・海産物・肉・魚












 

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